マスカラ、使い終わりはいつ?
化粧品の中で使い終わりがなんとも分かりにくいものといえば、
「マスカラ!!」
スキンケア製品はなくなったら一目瞭然、
ファンデーションやアイシャドウなどの粉もの・クリームものもなくなったら一目瞭然。
でも、マスカラっていつが使い終わりか分かりにくいですよね。
おまけに、ボトルの中を確認しようも、
・ボトルが透明じゃないから見えない
・ボトルが透明でもボトルの壁にマスカラ液がついて中身は見えない
・ボトルの口からのぞいてもはっきりしない
・ブラシにマスカラ液がついてるのか・ついてないのかも判断しにくい
と、全く中身がどんな状態なのか未知の化粧品ではないでしょうか?
空っぽになるまで使い切れる方法
このマスカラ(眉用)写真をご覧ください。

ボトルが透明なのでよくわかると思いますが、
「むこうが透けて見えるほど空っぽ!!」
です。
中身を取り出したわけではありません。
数か月間実際に使用したものです。
薄め液・復活液のようなものは一切使っていません。
あくまで通常使用です。
ただしちょっとしたワザを使っています。
ワザさえあれば、実はここまで空っぽになるまで使いきれるんです!
マスカラを使い切るワザでどこまでマスカラは復活する?
では、そのワザで具体的にどれくらいマスカラが復活するのかデモ実験結果を見てみましょう。
こちらの写真をご覧ください。

左から
・ほぼ空マスカラ ワザなし
・ほぼ空マスカラ ワザあり
・新品マスカラ ワザなし
で、実際のマスカラ液のつきの違いを比べたものです。
・ほぼ空マスカラ ワザあり は、
・新品マスカラには及ばない程度
・ワザなしと比べると明らかにマスカラ液がついてきている
ことが、確認できると思います。
マスカラを使い切る具体的なワザとは?
具体的に何をしたらマスカラ液が復活したのでしょうか?
ほぼ空マスカラ ワザなし/ワザあり のデモ実験をする際に実際に行った手順を見てください。
ワザなしはこちら。
ワザありはこちら。
違いが確認できたでしょうか?
そうなんです。
ブラシを出す際に、ボトルの出口付近(肩)でぐりぐりとしてから出していただけなんです!
たったこれだけ!
どうしてこのワザでマスカラが最後まで使い切れるの?
こちらの図を見て下さい。

実はマスカラのボトルの出口には「ワイパー」というものがついています。
マスカラのボトルに必ずついているゴム状のものです。
これは、余分なマスカラ液をブラシからしごく役割を果たします。
マスカラのブラシを中から取り出す時、中身がどうなっているのかというと、
ブラシにマスカラ液がたっぷりつく
→余分なマスカラ液が「ワイパー」でしごかれる
→しごかれたマスカラ液は「ワイパー」付近に溜まってくる
という現象が起こってきます。
(当時実際にマスカラを、何百本・何千回もしごいてX線で断面図をひたすら観察するという、地味な作業の結果分かりました)
つまり、
「マスカラ液が減っているように見えても、ボトル上部部分にマスカラ液は残ってる!」
ということです。
なので、この残っているマスカラ液をぐりぐりと絡めとっていただけなんです。
まとめ

メーカーの研究開発部では、色々な実験・調査をしています。
今回紹介したX線でマスカラの断面を見るのも研究・開発部ならでは!
一般の消費者やメイクアップアーティストさんですら知らない裏事情など、実は研究開発員は知っていたりします。
それを応用した、今回紹介した簡単にできるこの「マスカラぐるぐる法」。
この方法でお気に入りのマスカラを最後まで楽しく使って下さいね!
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