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  • 執筆者の写真Jikken-Cosme

あなたのコスメブランド立ち上げも夢じゃない?!OEM(委託者ブランド名製造)会社の存在!


はじめに

メイクアップアーティストの方がプロデュースするコスメブランド、あなたは使ったことがありますか?

メーカーの研究開発者ではなく、実践として多くの方にメイクを施してきたプロが作る化粧品として、人気を集めているようです。イガリシノブさんプロデュースの「WHOMEE」や、濱田マサルさんプロデュースの「ブランエトワール」など、私の周りにも愛用者が多く口コミも良いようです。

では、このコスメ、実際にどこのメーカーが作っているのでしょうか?


誰が作ってる?

メイクアップアーティストさんプロデュースのコスメたち、実際にどこの会社が作っているのでしょうか?

大手メーカーではないので多額の資金や人出が必要となる研究開発所をもっている可能性は非常に低く、OEMで製造販売している可能性が非常に高いと考えられます。

そして、濱田マサルさんプロデュースの「ブランエトワール」の採用情報を少し覗かせて頂いたところ、やはり研究員の募集はなく、開発員の募集だけでした。

そして、イガリシノブさんプロデュースの「WHOMEE」と濱田マサルさんプロデュースの「ブランエトワール」の製品を見る限りシンプルな容器を使用しており、変更点は印刷のみ、もしくは容器の色目変更程度にみうけられます。



中身は完全にOEMさんのコピー商品なの?

答えは、半分正解で半分間違えです!

たとえOEMさんに製造を委託する場合でも、そのOEMさんの持っている処方をベースに安定性、安全性の問題のない範囲で要望を相談することで独自にアレンジをすることが出来ます。

例えば、カラーメイクアップ製品であれば、色味を少し変更したり、パールの種類、量の変更でツヤ感を変更、調子なども変更可能です。 特にカラーメイクアップ製品の場合、このマイナーな変更で製品のイメージは別物のようにぐっと変わってきます。

話は容器に変わります。

コスメの印象を決める大切な容器。なぜラインナップすべてどのメイク容器もシンプルなものしかないのか?


それは、容器も処方とセットでOEMさんに準備・製造してもらっているからです。

容器を新しいもので製造する場合、容器の金型開発・耐久試験・輸送試験・処方との安定感試験など、多い場合で50種類以上の試験が必要となってきます。

また、試験を行うにあたっての恒温室などの大掛かりな設備が必要であったり、工場のラインも新しくしたりなど、容器を変更するだけで、ものすごーーく時間も人もお金も必要になるんです!

と、いうわけで投資が少なくリスクの低い、「処方と容器のセット買い」をしているためにシンプルな容器に収まっているわけです。


まとめ

メーカーが作る化粧品はターゲットとなる、消費者のニーズに合わせて研究開発していますが、メイクアップアーティストの方はその方の経験を元に独自のメイク論に合う製品を作っているように見受けられます。

Instagramではフォロワーが多く人気の一般人がインフルエンサーと呼ばれ、あたかも憧れの対象の芸能人にも負けず劣らずの影響力をもつ時代です。 大衆に一般受けするメーカー商品に対し、一個人の発信する独自論の商品が勝ってしまう日も近いかもしれません。

コスメへの熱意と軍資金さえあればあなたのコスメブランドを立ち上げる日も夢ではないかも!

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