はじめに
さて今回は言わずと知れたデザイナーブランド、CHANEL(シャネル)のリップ、「ルージュアリュール」についてです。

この製品、発売されたのは約10年程前。
発売以来、その容器が変わることなく今もなお販売され続けている、ロングセラーの製品。
しかも他社から似たような容器は発売されていません。
それだけ、真似できない技術ということでしょう。
そして、入れ替わりの激しい化粧品業界で10年以上同じ容器を使い続けていられるのも、この容器の実力だと思います。
外資メーカーは小さな気配りが苦手だと話をしましたが、このリップは別物、別格です。
さてこのCHANEL(シャネル)のリップ、「ルージュアリュール」リップ容器、どこがすごいのかというと一言でいうと・・・
高級感!
他のどこのブランドを探しても同じようなモノを見つけられません。
シャネル(CHANEL)「ルージュアリュール」の当時の容器開発者は、
「高級自動車にインスピレーションを受け、開発したリップ容器」
と、語っていたのを今でも覚えています。

さて、このシャネルの(CHANEL)のリップ容器、実際使用する動画をご覧下さい。
どうでしたか?
「ノック式でちょっと変わったリップ」でした。
さて、何が高級自動車なのかというと3つに分けて見てみましょう。
高級自動車ポイント・その1;音
このシャネル(CHANEL)のリップ、ノック式で開けるのですが、その際の音にも注目。
よくあるノック式の容器の軽めの「カチッ!」という音(ボールペン・シャープペンシルなどのノック音を想像してみて下さい)ではありません。
ほとんど音はしない・・・?
とみせかけて、低めの重厚感のあるなんとも表現しがたい
「・・・コン・・・」
という音がします。
シャネル(CHANEL)の開発者いわく、高級自動車のドアノブを開ける時の音に近づけたのだとか。
高級自動車ポイント・その2;感触
このシャネル(CHANEL)のリップ、ノック式で開ける時、少し重たい感じがするのです。
一回ぐっと押して、柔らかな反動で戻ってきます。
音と同様に、軽めのノック式「カチッ!」という感触ではありません。
重厚感のある (決して硬いわけではないのですが)なんとも表現しがたい
「・・・ぐっ・・・」
という感じがします。
戻ってくる感触も本当に滑らかでなめらかです。
こちらも、高級自動車のドアノブを開ける時の感触!

高級自動車ポイント・その3;重さ
この容器、一般的なリップ容器に比べて重いのです。
シャネルの他のラインナップ「ルージュココ シャイン」と比べてみても重さが二倍近く違います。

これってマイナスポイント???
と思われるかもしれませんが、ただ重いのではなく、ある仕掛けがしてあります。
簡易的なキャップの断面図を実は、約10年前にX線で観察しました。
すると・・・

なんと、わざわざ金属製の重りを容器内部に仕込んでありました。 これにより、全体的に重たいのではなく、容器下(もしくは持ち方によっては上)のみの片方に重工感があり、高級感へつながっています。
おわりに
どこにも真似できないこの高級自動車仕立ての技術!
まさに一流という言葉がぴったり。
5000円でお釣りがくる高級体験!(デパートカウンター定価で購入時)
高級車仕立ての CHANEL(シャネル)のリップ、「ルージュアリュール」で毎日の気分を上げてみませんか???
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