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執筆者の写真Jikken-Cosme

本当に化粧品の効果を知りたければ、正しく評価をしている記事を参考にしましょう。


化粧品の広告・宣伝は様々ですが、 ここ最近、徐々に流行っているデータがあります。

それが、化粧品の有効性試験データです。

皆さんも見たことあると思います。

使用前に比べて、商品を使ったら水分量の数値が上がった!

とか、

使用前のシワはこんなにあったけど、商品を1ヶ月使ったらシワがこんなに減った!という写真。

こういう写真やグラフは、信頼度をグッと上げることが出来るのです。

また消費者が、溢れる程ある商品の中からお気に入りの一つを選ぶ方法として、

機能性・エビデンスを重視

するようになったというのも、追い風になっています。




相変わらずの人気を誇る@コスメでは、

ユーザーの

「すごいしっとりする〜」 「しわが消えた!」 ←PRなら薬機法違反

というコメントを見て、そうなのかな?と信じてしまう方もいるでしょう。

でも、ステマ事件以降、

これってアフェリエイトじゃない? お金貰ってんじゃない??

という疑いは消えません。



そこで最近は、

成分表を見て、

合成ポリマーを使ってる! シリコンいれてるじゃーん! 防腐剤いっぱいやでぇ。

というように、成分から考えられる駄目なところを上げて、

化粧品を評価する人が増えてきました。

オーガニック・ナチュラルブームがこれを後押ししてます。

あぁ。

なんて、開発者泣かせなんでしょう。

本当に、その嫌がられている成分が悪者で、 ナチュラルが良いのでしょうか?

代替成分にしたことでのリスクは、誰も伝えていません。


そして、今じわじわ来ているのが、有効性試験です。

こちらは、簡単には行きません。

まず、測定機器が異常に高い!!! そう、一般人が揃えることは出来ません。

次に、被験者となるモニターを集め、管理するのが大変!!! 一人だけのデータなんて、誰も信じません。

そう。有効性試験は、誰もが簡単に入り込める領域ではないのです。

そのため、ジワジワと試験を行う会社が増えてきた。程度なんです。



そんな中、LDK beautyという会社が、この評価エリアに参入し、 様々な実験を行って商品を比較しています!

こういう記事が増えるほど、効果のない化粧品(イメージ戦略化粧品)はイメージダウン。

売れなくなっていきます。

こういう循環が、化粧品業界には必要ではないかと思います。

「儲かるらしい」と、知識も興味もない人が、どんどん参入する業界です。

安心して買える化粧品だけが、残る社会を目指したい!

でも、この中の記事に、どうしても見逃せないところがあります。

それは・・・


使用前の写真



2週間、製品を使った後の写真


このように、

顔の位置が、ぜんぜん違う!!写真で、

解析していることです。

実験に参加した人数も5人と、統計的にどうなの?っていう数字ですが、

この写真は、もう絶対NGです。

デパートのカウンターで、このような写真をとったことがある方もいると思います。 アプリで肌診断を行ったことがある人も。

写真の解析で一番むずかしいこと。

それは、光の当たり方。なんです。

デパートでの肌診断は、その日の結果としてお伝えしてます。 前回のデータと比較しているところもあるかと思いますが、基本的には全く同じ場所を撮影していない限り、 無意味です。

肌診断アプリも、撮影場所が変われば、光の当たり方が変わるので、結果も変わる。

明るいところで見ると、肌が綺麗に見えるー!というのと一緒です。



比較記事を載せるのであれば、

正しい測定方法で、

評価しないといけません。

測定機器は、小さな差を取ることが出来ます。

撮影状況が違えば、こちらは目で見える大きな違いですので、 小さな差が消えてしまうんです。

しみ・しわ・毛穴。

写真で解析するときは、色の違いから判断されます。

光の当たり方が変われば、色も変わるので、シミ・シワ・毛穴。すべての情報が大きく変わります。

このように残念ながら、有効性試験を正確に実施出来る人ってまだまだ少ないんです。

測定方法全てに規格が定められているわけではないため、このようないい加減なデータを 載せてしまうんですね。

LDK beautyに限ったことではありません。 広告にもこのような写真はよく見かけます。

今日これを読んだ方は、写真つきの広告を見つけた時、ぜひこの点に注意してみてくださいね!

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